アマルフィ
Amalfi 2001.7.9

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  ナポリ中央駅から列車でサレルノまで50分、ここからSITA社のバスに乗り約1時間でアマルフィに到着する。サレルノとソレントを結ぶ海岸線はアマルフィ海岸と呼ばれ、アマルフィやポジターノ等イタリア屈指のリゾート地が点在する。世界遺産にも登録されている。バスは切り立った断崖絶壁の上を走り、その眼下には透き通るような砂浜と紺碧の地中海が広がる。途中に通る小さな町は洒落たヴィラとレストランが並び、明るく輝いている。バスは海側の席に座るのが眺めが良く(サレルノからの場合は左側)、カーブではクラクションを鳴らしながら走る。
 ナポリからアマルフィに行く別の方法として、ナポリからの直通バス(2時間)や、ソレント・カプリ島を経由する船を利用するのもいい。

アマルフィ
 アマルフィの絶景


ホテル カップチーニ・コンヴェント(Cappuccini Convento)

 ホテルは断崖の上に建てられていて、専用エレベーターで上がる。部屋の窓から見るアマルフィの眺めは最高で、値段が少々高いのにも納得してしまう。13世紀のカプチン派修道院を改装したホテルで、内部には小さな教会がある。装飾・インテリアは簡素で落ち着きがあり、エアコンは付いていない部屋だったが海からの風で以外と涼しかった。
 料金は2人でダブルの部屋に泊まり、朝食・夕食込みで42万Liraであった。朝食のみの場合は38万Liraである。回廊レストランで夕暮れのアマルフィを眺めながらの夕食は、最高だった。夕食は幾つかあるコース・メニューの中から選択する。 


アマルフィ
回廊レストランでの風景
素晴らしい景色を眺めながらビールを一杯


アマルフィ
回廊レストランでの食事
 
アマルフィ

アマルフィ

 アマルフィは海洋共和国としてピサ、ジェノヴァ、ヴェネツィアと並び、10〜11世紀に大繁栄したアマルフィ共和国の古都である。今は華麗なリゾート地となり、世界中から観光客が訪れている。町の中心はドゥオーモ前の広場で、カフェのテーブルが並び賑やかだ。海岸通りをそぞろ歩きするのも楽しい。土産物屋では名物のレモンチェッロが目に付く。
 アマルフィは小さな入り江に開けた町であり、土地が限られているため渓谷の両側に階段状に町が発達していった。その建物の間は迷路のような細い路地とトンネルで結ばれている。


アマルフィ
ドゥオーモ

アマルフィ
港からの眺め
 
アマルフィ
ドゥオーモ
 
アマルフィ
狭い斜面に建物が並ぶ

アマルフィ
 
アマルフィ
建物の間を縫うように路地と階段が続く 


ラヴェッロ (Ravello)

 アマルフィの東方、標高350mの断崖にある中世の小さな町。アマルフィからはSITA社のバスに乗り、所要25分で着く。ワーグナーが歌劇「パルシファル」の第2幕を作曲したというルーフォロ荘からは、アマルフィ海岸の素晴らしい眺望が得られる。小道を600mほど南に歩いたところにある、チンブローネ荘からの眺めも素晴らしい。

 
ラヴェッロ
ルーフォロ荘からの眺め