プノン・クロム(Phnom Krom)
トンレサップ湖近くにある高さ140mの山がプノン・クロム山です。サンセットが美しいことで有名です。バイクタクシーでシェムリアップ川沿いを走り、ひたすら湿地帯の平原が続くなか、やがてプノン・クロム山が見えてきます。シェムリアップより約30分、夕方5時過ぎに到着しました。ドライバーを下に待たせ、整備された石段から登山道は始まります。山頂まで30分足らずでした。
プノン・クロム遺跡は9世紀末にヤショーヴァルマン1世によって建立されたヒンドゥー教寺院です。プノン・クロム山頂上にあり、現代の仏教寺院を越したところにひっそりと建っています。山頂からの眺めは雄大です。残念ながら曇っていたため望んでいたサンセットは見れませんでした。向こうからぶ厚い雨雲が近づいてくるのが見えます。案の定、下山中に激しいスコールに見舞われました。激しい雨が降るなかバイクタクシーでシェムリアップに帰る道のりは辛いものがありました。舗装されていないドロ道をビュンビュン飛ばし、事故らないかヒヤヒヤもんでした。シェムリアップに入ると道路は完全に水没し泥流と化していました。 |