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都城アンコール・トム(Angkor Thom)は「大きな都市」を意味し、ジャヤヴァルマン7世によってチャンパを駆逐した後、12世紀後半に造営されました。一辺3kmの正方形を成しており、幅113mの環濠と高さ8mの城壁で囲まれ、5つの城門(北大門、南大門、西大門、勝利の門、死者の門)を持ちます。最盛期には10万人以上が暮らしていたそうです。アンコール・ワットよりバイクタクシーで10分少々で着きました。
◆バイヨン
南大門を抜けてうっそうと生い茂るジャングルを走っていると、突然黒々とした岩山のようなバイヨンが現れます。バイヨンはジャヤヴァルマン7世によって12世紀後半に建立された仏教寺院で、アンコール・トムの中心にあり須弥山を象徴しています。二重の回廊、高さ43mの中央祠堂と16の塔堂からなりたっています。
デヴァターアンコール・ワットより人間的な顔立ち
バイヨン 第二回廊
第二回廊を抜けて階段を昇ると中央祠堂を囲むテラスがあり、四面が観世音菩薩の人面塔が林立しています。人面塔はテラスに49基あります。
バプーオン
バプーオン(Baphuon)は11世紀中頃にウダヤーディティヤヴァルマン2世によって建立されたヒンドゥー教寺院です。王宮広場の東楼門から続く空中参道は約200mあり、三重の回廊と須弥山を象徴した中央祠堂で構成されています。
勝利の門を出るとタ・ケウやタ・プローム等に行く小回りルートとなります。南大門と同じく上部には四面仏顔があります。