アテネ
Athens 2001.7.4

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 ミコノス島から飛行機に乗り、40分足らずでアテネ エリニコン空港に到着する。95番のバスに乗り、終点シンダクマ広場までは約1時間。  今から2500年以上前、ギリシャは古代都市国家「ポリス」の集合体として繁栄した。そのポリスの代表格がこのアテネである。ギリシャ文明は以後ローマに引き継がれ、西洋文化の源となった。
 現在のアテネはギリシャの首都であり、人口400万人を抱える大都会である。

アクロポリス

 アクロポリスとは「高い丘の上の都市」という意味で、古代ポリスの中心であった。世界遺産にも登録されている。当初は支配者の住む王城として作られ、民主政治移行後に守護神を祀る聖域となった。
 アクロポリスへは入口が一つしかなく、丘の上の都市というだけあり、たどり着くには労力を必要とする。入場料は2,000Dr。上り坂を上っていき、プロピレアという中央楼を通り過ぎると、目の前にはあの壮大なパルテノン神殿がそびえ立っている。


アテネ
パルテノン神殿


 パルテノン神殿は当時のギリシャ芸術家を総動員し、紀元前438年に完成。優美なイオニア式と荘重なドーリア式を併せ持つ、古代ギリシャ建築の最高傑作である。当初、神殿前にはフェイディアス作の「アテナ女神像」が飾られていたが、コンスタンチノープルに持ち去られた後、現存しない。17世紀にはトルコとヴェネツィアの戦いの舞台となり、ヴェネツィア軍の放った一発の砲撃により、トルコ側が火薬庫として使用していたパルテノンに命中し、爆発・崩壊した。

 アクロポリスは城壁で囲まれていて非常に堅固である。ここからは現代アテネの町並みが一望のごとく見渡せる。


アテネ アクロポリス
イロド・アティコス音楽堂


アテネ
プロピレア中央楼

 アテネ
アクロポリスからの眺め