ギザ・ピラミッド
Cairo, Giza  2010.5.5

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 イスタンブール・アタテュルク空港よりエジプト航空でエジプト・カイロに到着。 銀行でVISA申請印紙(15US$)を購入し、パスポートに貼り付けて入国審査を問題なく通過しました。

ATMキャッシングのトラブル

 空港のATMでエジプトポンドを引き出したとき、現金が出てこないにも関わらずレシートのみが出てきました。 銀行窓口に問い合わせたところ、ネットワークダウンのため無効処理となっており問題ないと回答。後日、日本に帰国してチェックすると、無効と回答されたエジプトポンドが引き落とされているのが判明し、カード会社に対処してもらいました。以降、エジプトで何度もATMでエジプトポンドを引き出しましたがトラブルはこの1回のみで、利息を含めた平均レートは1LE=17.3円でした。

カイロ市街へのバス

 空港第2ターミナルよりタフリール行きバスに乗り、1時間でラムセス駅に到着。バスの行き先表記がアラビア文字でまったく分からず、人に聞きまくってやっと分かりました。バス運賃は0.5LE(9円)で、大きな荷物があると0.5LE追加です。


タフリール行きバス
 

ギザ・ピラミッドへのバス

 タフリール広場のバスターミナルでギザ・ ピラミッド行き357番、355番のバスをさがすもバス停らしき表示もなく、アラビア語ばかりでまったく分かりません。人に聞きまくってバスターミナル東西の間の道路に停車するのが分かりました。渋滞していてギザまで1時間ぐらいかかりました。 バスを降りたときビルの間から巨大なピラミッドが見えたときは感動しました。



タフリール東バスターミナル


 ピラミッド行きバスが停車する場所
 東西バスターミナルの間の道路で何の目印もありません


親切に近づいてくる人には気をつけて

 バスターミナルで待っているとき中年男性がフレンドリーに話しかけてきて、自分はギザに住んでいて今から帰るところだから一緒に行こうと言われ、 ギザ行きのバスまで誘導してくれました。小学校の教師をしていてアラビア語を教えてくれたり、お年寄りに席を譲ったり、 とても親切な人に思えました。ギザに到着したときそのエジプト人は自分の家からピラミッドが真正面に見えるよと案内されお茶をご馳走になりました。 家の大きな窓からは三大ピラミッドが真正面に見えて素晴らしい眺めでした。

 しかし親切な理由にはやはり裏があり、親戚が旅行会社を経営していて案内されました。話を聞くぐらいのつもりでいきましたが、成金風のエジプト人が 出てきて、らくだツアー1人180US$と言われました。高すぎて話にならないので席を立とうとすると、半額の90US$まで下げてきました。それでもぼられているのは分かっていましたが嫁さんが乗り気だったのと、じゃまくさくなり契約してしまったのでした。
 向こうから必要以上に親切に近づいてくる人は何らかの金銭的目的があると考えて間違なく、今回も例外ではなかったのでした。


ギザ・ピラミッド
ギザ 三大ピラミッド
左よりメンカウラー、カフラー、クフ


らくだに乗って

 らくださんに乗ってピラミッドを一回りしたあと、クフ王のピラミッド内部に入り、スフィンクスを見学しました。ピラミッドエリア入場料、クフ王 ピラミッド内部の入場料はツアー費込みでした。ピラミッドエリアに入ったとき、少年にあっという間に頭にターバンを巻かれ20LEを請求されました。 ターバンは炎天下の直射日光を防いでくれたので役に立ちました。陽射が強烈で、喉がカラカラに乾きます。ジュース売りがよってきますが高いと思われるので やめました。らくだの上は思ったより高くゆっさゆっさ揺れます。立ち上がるとき、降りるときはけっこう怖いです。

 らくだ引きのガイドは概してフレンドリーでしたが、終わりに1人100LEのチップを要求され、払わないとらくだから降ろしてくれませんでした。まぁ予想 していたことではありますがね。それにしても高い。ぼったくりです。1人なららくだを飛び降りたのですが、嫁さんがいたのでそうもいかず払いました。 最後はパピルスの店に連れて行かれて終了。パピルスの店で出されたペプシは死ぬほど美味しかったですが、パピルスは興味が無かったので買わなかったです。 自分の名前をヒエログラフで描いてくれて40US$とのことです。
 ツアーが終わったあと、もう一度ピラミッドエリアに戻り歩いて散策しました。入場券を持っていれば再入場可能です。自称・小学校教師を含めエジプトの悪徳商法を身をもって体験しましたが、ここでは全てを「No Thank you!」で通すのが良いでしょう。



らくだに乗って 灼熱地獄です


おきまりのポーズ

ギザ・ピラミッド
クフ王のピラミッド

 
 クフ王のピラミッドはギザ・三大ピラミッドで最大を誇り元の高さは146m。古王国時代の紀元前2550年頃に造られました。世界の七不思議で唯一現存する建造物。 4500年以上前にこんなに美しくて巨大な建造物を建てたのは驚愕に値します。

 クフ王ピラミッド内部の入場料は100LE。カメラは持ち込み禁止なので、らくだ引きのガイドに預かってもらいました。入り口でチェックがあり観光客のカメラが無造作に石の上に置いてありました。いよいよクフ王の王墓に入ります。他の観光客は十数人いた程度。天井が低い長い通路を、背中をかがめて上ると大回廊に出ました。巨大な石の塊のピラミッドの中に、こんな空間がひろがっていると思うと不思議な感じです。 大回廊を抜けると玄室で、石棺のみ置いてあります。玄室には他の誰もいなくて声が木霊しました。
 ピラミッドの内部は特に何も無く、入場料100LEは高いと思います。内部は他のピラミッドと同じで何も変わらないともいいますが、私はクフ王のピラミッドに入ったということ自体に意味があると思っています。


ギザ・ピラミッド
クフ王のピラミッド

ギザ・ピラミッド
クフ王のピラミッド

ギザ・ピラミッド
クフ王のピラミッド


ギザ・ピラミッド
カフラー王のピラミッド
下方にスフィンクスが見える

ギザ・ピラミッド
カフラー王のピラミッド
クフ王のピラミッドに次いで大きく元の高さは143m。上部には化粧岩が残っている


ギザ・ピラミッド
カフラー王のピラミッド

ギザ・ピラミッド
クフ王とカフラー王のピラミッド


ギザ・ピラミッド
メンカウラー王のピラミッド


ギザ・ピラミッド
スフィンクス
ライオンの身体と人間の顔を持った聖獣。カフラー王のピラミッドと共に作られ顔はカフラー王に似ているといわれます


スフィンクスへの参道