エジプト・カイロ
Cairo  2010.5.5

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  カイロの街歩きは少々苦労します。日中は暑く歩くのがイヤになります。路の表記はアラビア語表記ばかりで何がなんだか分かりません。バスはどこに行くか分からず、車掌に行き先を伝えて何となく分かるという感じ。タクシーから何度も声をかけられましたが、吹っかけてくるらしいので注意が必要です。いたるところにあるジュース屋さんはその場でマンゴーやオレンジなどのフルーツを絞ってくれて、とても美味しく何度も飲みました。車の運転はメチャクチャ。信号はほとんどありません。道路を渡るときは幹線道路であっても車が猛スピードで走るなかを1車線づつ潜り抜けながら渡ります。


◆ エジプト考古学博物館

 ツタンカーメン王の黄金のマスクが展示されているカイロ必見の博物館です。地下鉄サーダート駅で降りると便利です。入場料は60LE。残念ながら博物館内は撮影禁止でカメラの持ち込みも禁止です。入場ゲート横にクロークがあり、カメラはそこで預けます。入口でX線検査がありチェックは厳しかったです。
 入場して一目散にツタンカーメン王の黄金のマスクへ。意外と空いていて、目の前でじっくり見ることができました。ミイラを収めていた3つの棺と副葬品はみな黄金で光り輝いています。さらに棺は4つの大きな厨子に収められているのです。
 ツタンカーメンだけでなく、膨大な展示物全てがエジプトの秘宝で超一級品ばかり。私が今までに見た博物館・美術館の中では一番です。ミイラ室はラムセス2世のミイラがあり、別途100LE必要です。


エジプト考古学博物館
エジプト考古学博物館


エジプト考古学博物館
エジプト考古学博物館


◆ イスラーム地区

 カイロのイスラーム地区は世界遺産に登録されています。ホテル・ビクトリアより迷いながら1時間ほどかかりフトゥーフ門に到着。ムイッズ通りを南へ下ってハーン・ハリーリまでを散策しました。


カーヘラの城壁
カーヘラの城壁

征服門
征服門
 
スルタン・ナースィルのマドロサ
 スルタン・ナースィルのマドロサ


ガーマ・ハリーファ・イル・ハーキム
ガーマ・ハリーファ・イル・ハーキム

1013年にファーテマ朝第6代カリフ・ハーキムによって建てられた。床はピカピカに磨かれ入口で靴を脱いで入る


アクマル・モスク
アクマル・モスク
1125年建造。細かい装飾が施されている
 
スルタン・カラーウーンのマドロサ
スルタン・カラーウーンのマドロサ
バフリー・マムルーク朝第8代スルタン・カラーウーンによって1284年に建造。マドロサとは神学校のこと

サビール・クッターブ・アブドゥル・ラフマーン・ケトフダー
サビール・クッターブ・アブドゥル・ラフマーン・ケトフダー
下が共同井戸で上が学校になっている

スルタン・バルクークのマドロサ
 スルタン・バルクークのマドロサ
 ブルジー・マムルーク朝初代スルタン・バルクークにより建造



◆ ハーン・ハリーリ

 14世紀にできた古いバザールで観光名所となっています。細い路に貴金属、工芸品などの土産物や香辛料、衣類、雑貨などの日用品がそろいます。急に白人観光客が多くなり土産物を物色していました。


ハーン・ハリーリ
ハーン・ハリーリ

ハーン・ハリーリ
ハーン・ハリーリ
 
ハーン・ハリーリ
 香辛料店
 
ハーン・ハリーリ
 
ハーン・ハリーリ
 
ハーン・ハリーリ
 
ハーン・ハリーリ


ホテル・ビクトリア

 新市街のゴムホレーヤ通りにあり、立地条件は良いです。ツインベッド、TV、バスタブ、トイレ、エアコン装備。天井が高くレトロ調です。ツイン1泊66US$で3泊しました。朝食付き。


ホテル・ビクトリア
ホテル・ビクトリア

空港までのタクシー


 ホテルで預けていた荷物を受け取るとき、おじさんにバクシーシ(チップ)2LEを払うと、タクシーを止めてくれてタクシーまで2人がかりで荷物を運んでくれました。これもバクシーシのおかげでしょう。ついでに空港までのタクシー料金の相場を聞くと60LEとのことでした。
 タクシーは交通渋滞のなかメチャクチャな運転で突っ走り、40分で空港第3ターミナルに到着。タクシーにメーターは付いてなく、先に乗客が金額を払い運転手が納得すればOKというアバウトな慣わしなのです。タクシーを降りて恐る恐る60LEを出すと了承したようで、バクシーシ5LEを要求されたので追加で払いました。事前に相場を聞いていて良かったです。