クロアチア・ドブロブニク
Dubrovnik 2003.8.26

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 南イタリアのバーリよりヤドロリニヤ社(Jadrolinija)のフェリーに乗りました。バーリ港ターミナルにツアーディスクがあり、キャビン付き乗船券を購入。2人で222ユーロでした。キャビン料金には朝食が付いています。


バーリに向かう列車
ローマより列車で南イタリアのバーリに向かう

ヤドロリニヤ社フェリー
キャビン室内

 ヤドロリニヤ社フェリーは2時間遅れの午前2時に出発。翌朝の9時、ドブロブニク・クルージュ港に到着しました。港で入国審査がありパスポートにRepublika Hrvaska(クロアチア共和国)のスタンプが押されました。10年ぐらい前に旅行雑誌でドブロブニクの美しい写真を見たときからずっと来たかったのです。
 
ドブロブニク
スルジ山からドブロブニク旧市街を望む


ドブロブニク旧市街

 中世のドブロブニクはラグーザと呼ばれ貿易自由都市として繁栄しました。海に突き出た旧市街は中世の町並みそのもので高くて厚い城壁で囲まれています。アドリア海の真珠と称されるクロアチア随一の観光地であります。1979年には世界遺産に登録されました。宮崎駿の映画「魔女の宅急便」のモデルになった街ともいわれています。
 このドブロブニクも1991年の独立戦争時にはセルビア軍の砲撃と爆撃にさらされ被害を受けました。今ではすっかり修復され、戦争があったなんて微塵も感じさせないくらいです。この美しい世界遺産を攻撃・破壊するなんて許せない行為だと思います。

 バスに乗り15分ほどで旧市街のピレ門前に着きました。ピレ門をくぐると綺麗なな石畳の大通りが真正面の時計塔まで続いているのが目に飛び込んできます。この大通りはプラツァ通りといい、ルジャ広場まで300mが石灰岩で敷き詰められたメインストリートです。右側にあるオノフリオの噴水からは天然の湧き水が湧き出ていています。プラツァ通りには両替所が何軒かあり日本円も両替できました。ルジャ広場はカフェのテーブルがいっぱい並んで賑やかでした。

ドブロブニクへの行き方

 ドブロブニクに行く手段として、飛行機、船、バスがあります。鉄道は通っていません。飛行機ならザグレブ、ウィーン、ローマ等から飛んでいます。船はイタリア・バーリ、もしくはクロアチア・リエカから下ってくるルートがあります。イタリア・アンコーナからはスプリットまで船が出ています。バスならスプリットから4時間、ザグレブから11時間、リエカから12時間、その他フランクフルト等からもあります。スプリットまで列車で来ることは可能ですが、ザグレブから7〜10時間かかります。オフシーズンは全ての交通機関で便数が減ります。


ピレ門
ピレ門


ドブロブニク
ピレ門

プラツァ通り
プラツァ通り

オノフリオの噴水
オノフリオの噴水

ルジャ広場
ルジャ広場

ドブロブニク
ルジャ広場

 ドブロブニク
英雄ローランの像

ドブロブニク
堅固な城門

ドブロブニク 
ドブロブニクの路地
 
ドブロブニク


ドブロブニク

旧港の眺め


ドブロブニク
ロヴリィエナッツ要塞

ドブロブニク
夜のプラツァ通り

城壁の遊歩道

 旧市街を囲む城壁は遊歩道になっています。全長約2000m。ピレ門脇に入り口があります。ドブロブニクに来たならこの城壁の遊歩道は是非歩いてください。


ドブロブニク
ピレ門からのプラツァ通り

ドブロブニク
海側の城壁

ドブロブニク
城壁とミンチェスタ要塞

ドブロブニク
ロヴリィエナッツ要塞

ドブロブニク
ドブロブニクの城壁

ドブロブニク
 
ドブロブニク

ドブロブニク
ロクルム島を望む


ドブロブニク
ミンチェスタ要塞からの眺め

ドブロブニク


スルジ山

 ピレ門よりタクシーでスルジ山頂上まで往復250kn。およそ15分で山頂に到着しました。歩いて登ることなども可能です。ほんのすぐ向こうはボスニア・ヘルツェゴヴィナです。山頂にはセルビア軍に破壊されたロープウェー駅の廃墟と十字架のモニュメントがあるだけでした。


ドブロブニク
スルジ山からのドブロブニク

ドブロブニク
破壊されたロープウェー駅

ドブロブニク
LAPAD方面

 
ドブロブニク

帰りに景色のいいところで停車してくれました。まさにガイドブックで紹介されている景色です。なんて美しい。250kn払って来たかいがあったというものです。


ドブロブニク
旧港とスルジ山