エローラ石窟寺院 Ⅱ
Ellora　2015.1.11

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◆仏教石窟群

　第１～12窟が仏教石窟寺院になります。仏教石窟群はエローラで最も古い遺構で、5世紀から7世紀の間に作られました。アジャンターと同じく、窟内に僧院を造ったヴィハーラ窟と仏塔（ストゥーパ）のあるチャイティヤ窟があります。

 

エローラ石窟寺院　第6～10窟の外観



第1窟



　第2窟
列柱の細かな彫刻
　石窟内に僧院を造ったヴィハーラ窟。修行僧はここで生活しながら瞑想した


第3窟の仏像

第5窟の仏像


第5窟
幅18m、奥行き36m エローラ最大の内部空間を持つ

第8窟
 仏像の表面に金箔が残る


第10窟
　エローラで唯一、仏塔（ストゥーパ）のあるチャイティヤ窟。天井部は石の梁が張り巡らされ、細かい装飾が施されている。アジャンター26窟と似ている


第10窟入口

第12窟
 アパートのようなヴィハーラ窟

◆　ジャイナ教石窟群

 　第30～34窟までがジャイナ教石窟寺院で、9世紀頃に作られました。繊細で複雑な構造を持っています。1kmほど離れているので、チャーターしたタクシーに頼んで訪れました。 ジャイナ教はマハーヴィーラ（前6世紀-前5世紀）を祖師と仰ぎ、徹底した苦行・禁欲主義をもって知られます。

　第32窟はチョーター・カイラーサナータ（小カイラーサナータの意）と言われ、カイラーサナータ寺院と同じく岩山を切り開き、岩より彫り残した構造で中庭の神殿部分等を作っています。32窟と33窟は2階で繋がっています。



32窟入口
カイラーサナータ寺院と似た造り



 32窟　中庭の神殿
 岩山を切り開き寺院部分を彫り残した構造 



32窟 中庭の象の彫刻



 32窟 神殿とスタンバ



 32窟の彫刻
 聖者は無所有のため服を着ていない



 32窟


32窟

 32窟 女神



32窟　素晴らしい彫刻で埋め尽くされている。天井には蓮の彫刻が見られる



32窟　細かな装飾が施された列柱




32窟　彫刻で埋め尽くされている



 33窟入口　32窟と33窟は2階で繋がっている



33窟



 33窟



33窟



 33窟