ジャイプル
Jaipur 2015.1.15

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 ジャイプルはデリーから南西266kmにあるラージャスターン州の州都です。1728年 ラージプートの有力氏族、カチワーハー家の当主サワーイー・ジャイ・スィン2世によって建設され、アンベールの地より遷都しました。ジャイプルの町の名はジャイ・スィン2世の名を取り、「プル」は城壁に囲まれた町を意味します。旧市街は7つ門と城壁で囲まれており、街並みがピンク色で統一されていることからピンクシティと呼ばれます。

ジャイプルまで列車で移動

 デリーからジャイプルまでの列車はメインバザールのCottage Yes Please Hotel内にある旅行会社「シゲタトラベル」で手配しました。シゲタトラベルは信用のおける旅行会社で、オーナーのラジェンダさんは親切で日本語がペラペラです。手配した列車は、
 1/15 9:20 Delhi S Rohilla→14:10 Jaipur クラスAC3 料金685ルピー
 1/16 17:50 Jaipur→22:40 New Delhi クラスCC(食事付) 料金1075ルピー

 1月15日朝 ニューデリーのホテル The Prime Balaji Deluxeでキャリーバッグを預かってもらい、手持ちのバッグに1泊分の荷物を入れて出発。ニューデリー駅に到着し構内の電光掲示板を見るも、自分の乗る列車番号が見当たりません。近寄ってきたおじさんにチケットを見てもらうと、出発駅はニューデリー駅でなく「Delhi S Rohilla駅」であることが分かりました。チケットをよく見ると書かれていて、自分の不注意でした。急いでタクシーに乗車し、メチャクチャな運転で20分(500ルピー)でDelhi S Rohilla駅に到着。Delhi S Rohilla駅は小さな駅で、出発列車の掲示板は全てヒンディー語で全く分かりません。事務所で自分の乗る列車のホーム番号を聞いて間違いないことが分かり、やっと一息つきました。



小さな駅のDelhi S Rohilla駅



 Delhi S Rohilla駅ホーム


 9時前に列車がホームに入ってきました。自分の乗る車両は車両Noを見て簡単に分かりました。9:20 定刻通りに列車はDelhi S Rohilla駅を出発。座席は庶民的な6人乗りコンパートメント。対面に座っていたおばさんが話しかけてきて、1970年の大阪万博のインド舘で働いてたというので驚きました。少し日本語が話せます。弁当(ナンのサンドウィッチみたな)を分けてくれたり夫婦で親切にしてくれました。会話のなかであまりに自分が英語が話せないので、そんなんでよくインド旅行が出来るね。日本は英語教育してないの。とか英語て言われ、恥ずかしい思いをしました。学校教育で10年も勉強したのに全く話せない自分になさけなくなりました。教育方法にも問題あるかも知れないが、それ以上に日本は英語が身近でないのが原因と思います。インドでは英語が散乱してるし、インド人同士でも夫婦の間でも英語で話してるのを聞きました。

 出発して5時間、14:20 ほぼ定刻通りにジャイプル駅に到着しました。駅から少し歩いた通りからリクシャーに乗り、風の宮殿へ向かいます。



ジャイプル駅



 ジャイプル駅



旧市街の城壁



 ジャイプル旧市街



旧市街の喧騒

建物がピンク色に塗られピンクシティと呼ばれる



 ラッシー
 濃厚で美味しい。陶器は1回きりで捨てる



城壁と門



◆ 風の宮殿(ハワー・マハル)

 1799年 サワーイー・プラタープ・シングによって建設。ピンク色の5階建ての外壁に953の小窓が通りに面しています。かつて宮廷の女性たちが、この小窓から街の様子や祭を見て楽しんだといいます。入場料 50ルピー。



風の宮殿(ハワー・マハル)



横から見ると壁だけの薄っぺらい建物と分かる



 裏側より入場



風の宮殿の裏側



 ジャンタル・マンタルが見える



風の宮殿の頂上・裏側



 風の宮殿の窓

 かつて宮廷の女性たちが、この小窓から街の様子や祭を見て楽しんだといいます


◆ ジャンタル・マンタル(天文台)

 ジャイプルの町を建設したマハーラージャのジャイ・スィン2世によって建設された天文台で、シティ・パレスの一角にあります。ジャイ・スィン2世はデリーやバラナシなど5箇所に天文台を建設しており、ジャイプルのものが最大規模。2010年 ユネスコの世界遺産に登録されています。入場料 200ルピー。



サムラート・ヤントラ


 高さ27.4m。ジャンタル・マンタルで一番巨大な観測器。傾斜の方向は北極星を指している。時間、天頂距離、子午線などを観測した日時計としては2秒単位の時間測定ができる



ダクシノー・ヴリッティ・ヤントラ
太陽の高度を測り赤緯と1日の長さなどを知る観測器



 ナリ・ヴァラヤ・ヤントラ
 太陽がどの位置にあるかを観測した



チャクラ・ヤントラ
子午線通過時間や惑星、星の位置を測定した



 ラグ・サムラート・ヤントラ
 
サムラート・ヤントラの小型版。左側の弧がジャイプルの時間を決めた。20秒単位の時間測定ができる



ラーシ・ヴァラヤ・ヤントラ
12の星座を観測するためのもの。全部で12体ある



 ラーム・ヤントラ
 2対で太陽、月などの高度と方位を計測した


◆ シティ・パレス

 1726年 ジャイ・スィン2世によって建設され、旧市街中心に位置する宮殿です。現在のマハーラージャの住居であり、一部が博物館になっています。入場料 400ルピー。



シティ・パレスへと続く城門



 入口



ディーワーネ・カース
貴賓謁見の間



 銀の壺


 ディーワーネ・カースにある2つの巨大な銀の壺は、1902年 マハーラージャがエドワード2世の戴冠式に出席するのための旅行中に、ガンジス川の水をこの壺に入れて船でイギリスまで運ばせ、沐浴に使ったと言われます。人の背丈ぐらいありギネスブックに世界一大きな銀製品として登録されています。



ラージェンドラ門



チャンドラ・マハル(月の宮殿)
現在はマハーラージャの住居



 クジャクの扉



ムバラク・マハル
迎賓館。王族が使用していた衣装や楽器等を展示



 ピタム・ニワス・チョウク


Hotel Metropolitan

 ジャイプル中心部のホテル。ダブルベッドにTV、シャワー、トイレ、エアコン装備。シャンプー、石鹸、トイレットペーパー、ミネラルウォーターも付いてました。シャワーのお湯はぬるくて凍えました。ホテル予約サイトで予約し、1泊1,760ルピー。



Hotel Metropolitan


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