旅行記　イスラエル・エルサレムⅠ　ー地平線の彼方ー

エルサレムⅠ －嘆きの壁と神殿の丘ー

Jerusalem　2023.4.28

　コロナ禍があけて4年ぶりの海外旅行。一人旅です。ソウルで乗り換え時に大韓航空デスクで新型コロナに対応した保険に入っていないとイスラエルに入国できないと言われ、チケットを発券してくれませんでした。急いでネットで損保のコロナ付き海外旅行保険に加入し何とかチケット発券。在イスラエル日本大使館の情報で知っていましたがクレジットカード付帯の傷病保険で大丈夫だろうと軽く考えていました。保険証書に「COVID-19 is covered」と記載されていないとダメのようです。実際にはベン・グリオン空港やイツハクラビンボーダーでの入国審査ではそんなチェックは全く無かったです。
　※2023年5月15日以降、新型コロナ治療費をカバーする保険加入は不要となりました。

空港からエルサレム市街へ

　夜の9時、テルアビブ　ベン・グリオン空港に到着。空港からエルサレム市街へは直通の地下鉄が出来て便利になりましたが、本日は安息日で動いていません。空港を出たところでシェルート（乗合バス）に乗り、50分ほどでエルサレム旧市街のダマスカス門に到着。運賃：70シェケル（約2,600円）

ベン・グリオン空港	ベン・グリオン空港
エルサレム地下鉄駅セントラルバスステーションのすぐ前	エルサレム・イツハク・ナヴォン駅
帰国時は金曜日の早朝で地下鉄が動いていました。地下鉄駅（エルサレム・イツハク・ナヴォン駅）はセントラルバスステーションのすぐ前にあります。ベン・グリオン空港へ直通で43分（18シェケル）で行けました。

◆エルサレム旧市街

　エルサレムは城壁に囲まれた世界有数の古い都市で、その歴史上、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地となっている場所です。
　パレスチナ問題、テロなど治安面で日本人に敬遠されがちなイスラエルですが、軍の治安部隊が至るところに配置されており不安を感じることはありませんでした。ただ、ホテル、レストランや入場料等の物価が高いのが難点です。

ダマスカス門
北側のムスリム地区にある城門

ヤッフォ門西側のキリスト教徒地区にある城門
シオン門南側のアルメニア人地区にある城門。第一次中東戦争の弾痕が残る	ライオン門東側の城門でオリーブ山へと続く。別名聖ステパノ門

新門
旧市街で一番新しい門

ヘロデ門
北側のムスリム地区にある城門

Omar Ben el-Khatab St
ヤッフォ門を入ったキリスト教地区にある賑やかな通り


◆嘆きの壁（Wailing Wall）　嘆きの壁はエルサレム神殿の現存する外壁部分であり、ユダヤ教徒の聖地となっています。紀元70年のローマ帝国との戦いに敗れた結果、エルサレムの都市と神殿は破壊され、本拠地を失ったユダヤ民族は世界中に離散することとなりました。
嘆きの壁　礼拝エリアは左側が男性用、右側が女性用に分かれています。ユダヤ教徒以外でも入口に置いてあるキッパ（ユダヤ教の帽子）を被れば自由に入れて写真も撮り放題です。ただし安息日は撮影禁止です。
嘆きの壁

◆岩のドーム（神殿の丘）　岩のドームは神殿の丘の中央にあり、メッカ、メディナに次ぐイスラム第3の聖地となっています。預言者ムハンマドがこの丘の「聖なる岩」より天馬に乗って昇天したと伝えられており、7世紀にウマイヤ朝により聖なる岩を覆うように岩のドームが築かれました。　ユダヤ教徒にとっても始祖アブラハムが息子イサクを神に捧げた丘であり、かつてのエルサレム神殿が建っていた聖地となる場所なのです。現在はイスラム教の管理下となっています。岩のドーム
岩のドームドーム中央に聖なる岩がある。イスラム教徒以外は入場不可

アル＝アクサー・モスク（銀のドーム）

◆旧市街散策
ムスリム地区の通り	AL-ATTARIN ST
ムスリム地区のバザール
David St
カルド通りローマ時代から残る商店街	カルド通りの入口