ニース、エズ
Nice, Eze 2000.9.29〜10.1  


 9:10ツェルマットを出発し、イタリア・ストレーザに向かいます。ブリークでチザルピーノに乗り換えました。チザルピーノは山の多い路線を減速せずに曲がれるペンドリーノ式(振り子型)で、全席指定・特急料金が必要です。長いトンネルに入ってまもなくパスポートコントロールがありました。イタリアに入ったようです。12:00ストレーザに到着。駅を出ると、もうそこはイタリアの雰囲気が漂っています。

 ストレーザはマジョーレ湖に接するイタリア湖水地方きってのリゾート地で、湖畔には高級リゾートホテルやレストラン、土産物屋が立ち並び、湖にはベッラ島、ペスカトーリ島、マードレ島などの美しい島が浮かんでいます。


ベッラ島のボッロメオ宮殿
白い孔雀が出迎えてくれます。


ニース
(Nice)

 朝10時、イタリア・ストレーザを出発しフランスのニースに向かいます。チザルピーノが30分遅れでミラノに到着。このため予定していた列車に乗れなくなってしまいました。カフェで次の列車を待ちます。さすがイタリアの中心ミラノ。活気があります。
 ミラノからジェノバを経由しリヴィエラの海岸線沿いを走ります。各駅停車でのんびりとした旅です。町と海岸線が美しい。イタリア最後の都市ヴェンティミリアでニース行きの列車に乗り換え、途中、モナコ・モンテカルロ駅に停車。地下に作られた駅はコンサート・ホールのようです
 いわゆるニースは「Nice-Ville駅」で降りるのですが、早合点してその一つ前の駅「Nice-Riquier駅」で降りてしまいました。気付くのに1時間もかかり、再度電車に乗って一駅進み、夜の7時頃やっとNice-Villeに到着しました。


 ニースは温暖です。10月に入ろうかとしているのに泳げるくらい暑く、南国ムードが漂っています。中世の頃は城壁で囲まれていて、その名残が旧市街の細い路地に残されています。夜は海岸沿いの道や城跡がライトアップされ、たくさんの人が海岸をそぞろ歩きしています。レストランは何処も一杯で、細い路地を行き交う人でごったがえし、その喧騒は夜遅くまで続いていました。


ニース・城跡からの眺め


エズ
(Eze)

 ニースの長距離バス・ターミナルより30分足らずで着きました。バスは断崖の上を走り、紺碧の海と海岸線が美しいです。
 エズは敵の侵入を防ぐため山の上に城壁を張り巡らせた、この地方独特の「鷲の巣村」です。小さい村ですが細い道が迷路のように入り組んでいて迷ってしまいます。その入り組んだ道にお洒落なカフェや土産物屋、画廊が並んでいます。村の高台の城跡は熱帯植物園になっており、そこから見る地中海の眺めは素晴らしいです。今度来る機会があればちょっと高そうだけどこの村のホテルに泊まり、ワインでも傾けながら一日中海を眺めて過ごしたいです。
 F1とカジノの小国モナコへは、エズからバスが出ていて約30分で着きます。


エズ・熱帯植物園からの眺め


エズの街並み

 

 

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