グリンデルワルト
Grindelwald 2000.9.23〜9.26  


 チューリヒ空港から鉄道に乗り、わずか10分でチューリヒ市街に到着しました。チューリヒはスイス第一の商工業都市ですが、中世の雰囲気が漂う穏やかな美しい町です。チューリヒ湖畔では白鳥の群れがたむろしており、リマト川沿いの遊歩道からリンデンホーフの丘に上ってみると旧市街が一望でき、教会の鐘の音がヨーロッパに来たことを実感させてくれました。

 チューリヒで一泊した翌日、列車に乗り70分でベルンに到着。ベルンはスイスの首都で、アーレ川に抱かれた旧市街は中世の町並みがそのまま残されており、世界遺産に登録されています。荷物を駅内の手荷物預かり所に預け、旧市街を観光しました。駅を出てからシュピタル通り沿いにまっすぐ歩いていくと、牢獄塔、時計塔、アーレ川を渡って熊公園と続いています。途中には食人鬼噴水など不思議な噴水が幾つもありました。ざっと急いで観光すると2時間ほどで見てまわれます。



ベルン・時計塔



熊公園からのベルン旧市街の眺め

 

グリンデルワルト(Grindelwald)

 快晴のなかベルンからインターラーケンまでの列車からの眺めは、まるで「世界の車窓」そのもの。左手に見えるトゥーン湖の眺め、停車するひとつひとつの町や駅、どれをとっても絵になります。インターラーケン・オストで登山鉄道BOBに乗り換えて30分ほど、右手にアイガー北壁が現れしばし圧倒されます。その余韻が冷めやらぬうちにグリンデルワルトに到着しました。グリンデルワルトはアルプスの山々が見上げるばかり目前に迫り、町は色とりどりの花と国旗で飾られていて山のリゾートって感じです。しかし日本人観光客だらけです。


アイガー


夕暮れのアイガー


メンリッヒェン(Mannlichen)

 ゴンドラリフトに乗りメンリッヒェンまで行きました。メンリッヒェンではユングフラウから、メンヒ、アイガー、反対側のヴェッターホルン、シュレックホルン、グリンデルワルトの村と360度の大絶景が見わたせます。メンリッヒェンからクライネ・シャイディックへはハイキングコースになっています。コースはなだらかな下りになっていて1時間余りでクライネ・シャイディックに到着しました。
 いい写真が撮れなくて下の写真はいまいちですが、メンリッヒェンとハイキングコースはかなりの大絶景なのです。表現できなくて残念です。


メンリッヒェンからの眺め


左:アイガー(3970m) 右:メンヒ(4099m)

 アイガー北壁は落差1800m。アイガーの初登頂は1858年で、北壁が征服されたのは1938年。多くのアルピニストの命を奪いました。


クライネ・シャイディックのカフェ
目の前は絶景です。

 

ユングフラウヨッホ(Jungfraujoch)

 1912年開業のユングフラウ登山鉄道に乗りユングフラウヨッホに向かいます。クライネ・シャイディックを発車した登山鉄道は歯車音を響かせながらどんどん登っていきます。アイガーグレッチャー駅を過ぎてからはトンネルに入り、以後到着するまでずっとトンネルです。トンネル内には「アイガーヴァント駅」と「アイスメーア駅」の2つの駅があり、いづれも5分間停車します。アイガーヴァント駅はアイガー北壁の真ん中あたりに作られた駅で、北壁をくり貫いた窓からはやグリンデルワルトの村が眺められます。
 50分余りで標高3454mのユングフラウヨッホに到着しました。スフィンクス・テラスから見るアレッチ氷河の眺めが素晴らしいです。アレッチ氷河は厚さ1000mもあるらしいです。標高が高いためか、じっとしていても息苦しさを感じます。


ユングフラウヨッホからの眺め


グリンデルワルト駅の登山鉄道

 

 

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