ピチャン
善善 shan shan 2006.7.29

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 ピチャンはトルファンから東へ100kmのところにあるクムターグ砂漠に接した町です。今日はトルファンからウルムチに移動予定ですが、その前に砂漠を見るためピチャンに行くことにしました。緑州ホテルに荷物を預け、バスターミナルに向かいました。バス運賃は13元。切符に座席番号が書いてあったけど関係なくて、早い者勝ちです。というのは広い席もあれば、こんなの座れるか!というような狭い席もあります。いいかげんな作りです。乗り心地は最悪でした。
 10:30バスはトルファンを出発。火焔山を左手に見ながら、トルファン観光で何度か行き来した道を東へ走ります。この地平線まで続く荒野の風景も見慣れてきました。12:30ピチャンに到着し、タクシーで沙山公園に向かいました。


ピチャンの砂漠
ピチャンの砂漠


 あの砂山に登って向こう側の景色を見てみたいと誰もが思うでしょう。しかし実際に真夏の炎天下で砂漠に立ってみると、とてもそんな気にはなれないのでした。気温は40℃を超えているかも知れません。砂漠では砂まみれになるし、足を取られてとても歩きにくいです。涼しい夕方や夜に訪れたなら、昼とは違った砂漠が見れたことでしょう。


ピチャンの砂漠

ピチャンの砂漠
向こうに見えるのはラクダ君。
この暑さでも平気のようでした。

 ピチャンの砂漠
ピチャンからの火焔山


沙山公園・入口
砂漠以外は何てことない公園でした。


ロバ車

 砂漠も15分ほど見たら飽きるというか、暑いから嫌になり引き上げることにしました。ロバ車に乗りました。パッカパッカ走るロバさんは働き者です。しかしのろい。バスターミナルまで行きたかったのに、なぜか繁華街の楼蘭路あたりで降ろされてしまいました。路線バスの停留所でバスターミナルにはこのバスでいいのかと聞いていると、近くにいたおじさんが日本語で話し掛けてきました。このバスでいい。私もトルファンに行くので一緒に行こうと言います。
 14時にピチャンを出発。しかしこんな田舎町で、たとえ片言とはいえ日本語が話せるのを不思議に思ってました。火焔山が見えたあたりでそのおじさんは「これ火焔山ね。私ガイド。高昌故城、交河故城、ガイドするよ」と言ってきました。トルファンは全て周ったと答えると、それ以上話し掛けてこなくなりました。