トルファンはシルクロードのオアシス都市で多くの見所がありゆったり落ち着ける町です。日中はものすごく暑いです。日差しも強烈です。そのため火州と呼ばれています。街中は開けていますが、町から離れたウイグル人集落に入るとそこは中国とは全く別の国にいるようでした。トルファンは北京から遠く離れているにも関らず北京時間と同じで、この時期だと夜は10時ぐらいまで明るいです。日が落ちるとすごしやすくなり、高昌路の文化旅游広場あたりは夜遅くまで屋台が開かれて賑わいます。
|
トルファン・ツアー
ホテル(緑州賓館)にチェックインしてまもなく、ホテルのロビーでガイドより1日ツアー(80元)を誘われOKしました。ガイドはママト氏といい、日本語ペラペラの自称・安岡力也風の中年男性です。ママト氏はウイグル人でバスターミナル内に小さな事務所を構えています。
1日ツアーのミニバスは翌朝9時にホテルまで迎えに来ました。アメリカ人学生の男女を含めて計5人でした。コースは火焔山→高昌故城→吐峪溝→交河故城と回りました。
1日ツアーで回っていないところがあるので、翌日に350元で車をチャーターしました。コースはベゼクリク千仏洞→アスターナ古墓群→カレーズ民俗園→ウイグル古村→交河故城→蘇公塔と回りました。1日ツアー、車チャーターのいずれも施設入場料は自己負担です。
|
|
蘇公塔
1779年にトルファン郡王スレイマンが父オーミン・ホージャのために建てたモスクです。モスク内はちょうど礼拝が行われていて、異教徒である私には近寄りがたい雰囲気がありました。
|
蘇公塔 |
蘇公塔 |
|
|
カレーズ民俗園
カレーズ(地下水路)を観光用に整備したもの。カレーズのしくみが分かりやすく展示されています。ほとんど雨が降らず酷暑で乾燥したトルファンに水が豊富なのは古来よりこのカレーズが機能しているからです。天山山脈の水脈から竪坑づたいに横穴を掘り、町まで水を通しているのです。トルファン全体で1200以上のカレーズがあり、総延長は5000km以上にも達していると言われます。まさにトルファンの生命線なのです。
|
カレーズ民俗園
|
カレーズ(地下水路) |